「ポーカーにはどんなマナーがあるの?」
と疑問に思っている人もいるでしょう。
ポーカーにはさまざまなマナーが存在しています。
マナーを知らずにプレイしていると、悪気がなくても「マナーが悪い」と思われてしまう恐れがあります。
そこでこの記事では、ポーカー初心者の方やこれから本格的にポーカーを始めたい方向けに、ポーカーのマナーやエチケットを解説します。また、基本的なルール違反についてもあわせて説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ポーカーのマナーとエチケット
まず始めに覚えておきたいポーカーのマナーとエチケットは、主に以下の通りです。
- カードプロテクションを確実にする
- アクションの順番を飛ばさない
- チップは投げずにテーブルに置いたまま出す
- スローロールをしない
- 人のプレイに口を出さない
- 暴言を吐かない
- カードをテーブルの外に出さない
- 長時間考えすぎない
- スマホやタブレットなどの電子機器を触らない
言葉だけでは具体的な内容がわからないものもあるかもしれません。それぞれ解説していきます。
カードプロテクションを確実にする
カードプロテクションとは、その名のとおり、「自分のカード(ハンド)を保護する」ことです。
自分のカードを他のプレイヤーに見られないようにしたり、カードを手元から離し過ぎたりしてディーラーに回収されないようにしましょう。
アクションの順番を飛ばさない
アクションの順番を飛ばしてしまうのは、初心者がやりがちなマナー違反です。ポーカーは順番どおりにアクションをしていくので、自分のカードにばかり気を取られずにしっかり順番を見て、前の人のアクションが終わってからアクションをしましょう。
前のプレイヤーの順番を飛ばして「ベット」や「フォールド」などをしてしまうと、前のプレイヤー通常手に入らない情報を手に入れてしまいます。その結果、フェアなゲームができなくなる恐れがあります。
チップは投げずにテーブルに置いたまま出す
チップをスムーズに出すことは大事ですが、投げるように出したり、勢いをつけすぎるとチップが他のプレイヤーの元に転がって行ってゲームの進行が遅れる原因になってしまいます。
チップは投げずにテーブルに置いたまま前に出すようにしましょう。
スローロールをしない
スローロールとは相手より手札が強いと分かっている場合に、必要以上に自分のカードをゆっくり開くことです。
映画やドラマのように、演出でカードをゆっくりと開きたくなることもあるかもしれませんが、いわゆる煽りのようなもので、ポーカーではとても失礼な行為にあたります。
ルール違反ではなかったとしてもお互い気持ちよくプレイをするために大事なことですので、スローロールは絶対にしないように注意しましょう。詳しくは、以下の記事で解説しています。
嫌われる?ポーカーのスローロールとは?なぜいけないのかを解説!
人のプレイに口を出さない
他の人のプレイに口を出さないのもマナーです。例えば「フォールドしちゃうんですか?」「そんなにレイズしないでください」など、他の人のプレイ内容にコメントするようなことは避けましょう。
これもプレイヤー同士が気持ちよくプレイをするために大事なマナーです。
暴言を吐かない
当然のことですが、他のプレイヤーやディーラーに暴言を吐くのはマナー違反です。
ついつい他のプレイヤーに「ふざけるなよ!」と言ったり、ディーラーに「もっと良いカード配れよ!」など暴言を吐いたりせず、あくまでも場の全員が気持ちよくプレイできることを大切にしましょう。
カードをテーブルの外に出さない
カードをテーブルの外に出すのは、マナー違反です。
ハンドを確認する際にも、カードをテーブルから離さないようにし、カードをテーブルに置いたまま軽くめくるように確認しましょう。
長時間考えすぎない
ポーカーは各プレイヤーが順番にアクションをしてゲームを進行していきます。
考えるのは良いことですが、ゲームの進行を妨げるほど長い時間を考えるのは避けましょう。
スマホやタブレットなどの電子機器を触らない
ゲームに参加している間にスマホやタブレットなどの電子機器をいじるのもマナー違反です。
他のプレイヤーからすると「何かツールを使っているのではないか?」となり、プレイに集中できなくなってしまいます。
どうしてもスマホが必要になったタイミングでは、席を立ってからにするようにしましょう触るようにしましょう。
ポーカーのルール違反となる行為
ここまではポーカーを気持ちよく、スムーズにプレイするためにプレイヤーが守るべきマナーやエチケットを紹介しましたが、ここからはルールに関する行為を説明していきます。
- 他人のカードを覗かない
- ハンドに関する発言
- 発声した内容が優先
- Show one, Show allの原則
- ストリングベットをしない
- チップを隠さない
- アクション中にテーブルを離れない
- 共謀行為をしない
順番に解説していきます。
他人のカードを覗かない
当然と言えば当然ですが、他人のカードを覗くこともマナー違反です。
気になるかもしれませんが、カードを覗かれた相手は気持ちよくプレイができなくなってしまいます。
一時的に席を離れる際やフォールドした際も、他人のカードは決して覗かないようにしましょう。
ハンドに関する発言
ハンドに関する発言をすることもマナー違反です。
例えば、「AとKが来た」「2と3しか来なかった」など、ハンドに関する発言は控えましょう。
また、自分がフォールドした場合に、「JとQを持っていたのに」などの発言をするのもマナー違反です。
どのタイミングであっても、ハンドに関する発言はゲームに参加しているプレイヤーに影響を与えてしまう恐れがあるからです。
発声した内容が優先
ポーカーでは、行ったアクションより発声した内容が優先されます。
つまり「レイズ$50」と言って、$100チップを出した場合は、$50のレイズとして進行します。
逆に、無言でチップを置いた場合も、ディーラーが自分の希望とは違うアクションとみなすことがあります。例えば、無言で$100置いたために、$100のレイズと思われることがあるのです。
発声優先なので、アクションは必ず口に出すようにしましょう。
Show one, Show allの原則
ポーカーには、「Show one, Show allの原則」というものがあります。
これは、同じテーブルの誰か1人にでもハンドを見せた(Show one)場合、全員にハンドを見せなければならない(Show all)という原則です。
テーブル全員の公平さを保つため、ハンドを見せずにゲームを進めていきましょう。そのために「カードプロテクションを確実にする」ということが重要になります。
ストリングベットをしない
ベットをするときに、複数回に分けてベットをする「ストリングベット」は禁止行為です。
もし「ストリングベット」が認められてしまうと、相手の顔色を見ながらベットができてしまうためです。チップはまとめてベットするようにしましょう。
チップを隠さない
自分が持っているチップを隠すのも避けましょう。
自分のチップは相手の判断を左右するため、チップは他のプレイヤーやディーラーから見える位置に置いておきましょう。
共謀行為をしない
共謀行為もNGです。他のプレイヤーと協力してチップを稼ぐ行為は反則となります。
特定のプレイヤー同士が協力してしまうと、他のプレイヤーが不利になって公平にプレイができなくなってしまうからです。
共謀行為が見つかった際は、カジノや大会によってはペナルティを受ける場合もあります。
まとめ
ポーカーを始めたばかりのときは、マナーやルールを知らずに、ゲームの進行に滞らせてしまったり、悪気がなくても他のプレイヤーを不快にさせてしまうかもしれません。
プレイの中で覚えることも大事ですが、基本的なルール、マナー、エチケットは、参加する全員が気持ちよくプレイできるように覚えておくとよいでしょう。
【ポーカーのマナーとエチケット】
- カードプロテクションを確実にする
- アクションの順番を飛ばさない
- チップは投げずにテーブルに置いたまま出す
- スローロールをしない
- 人のプレイに口を出さない
- 暴言を吐かない
- カードをテーブルの外に出さない
- 長時間考えすぎない
- スマホやタブレットなどの電子機器を触らない
【ポーカーのルールに関する行為】
- 他人のカードを覗かない
- ハンドに関する発言をしない
- 発声した内容が優先
- Show one, Show allの原則
- ストリングベットをしない
- チップを隠さない
- アクション中にテーブルを離れない
- 共謀行為をしない
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