「ポーカーの強さの基準は?」
「ポーカーで強い役はどうやって作る?」
「ポーカーで1番強い役はどれ?」
このような疑問にお答えします。
ポーカーは5枚のカードで役を作り、その強さを競っていくゲームです。役は全部で10種類あり、それぞれ強さが決まっています。ポーカーで勝つには、より強い役を作る必要があります。
しかし、ポーカー初心者だと、役ごとの強さが分からない人もいるでしょう。
ポーカーの役の強さの基準を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ポーカーのカード単体の強さ
まず、ポーカーでは以下のようにカード単体の強さがあります。
【強】A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2【弱】
最も弱いカードが2であり、数が大きくなるほど強いカードとなります。ただ、1にあたる「A(エース)」は、ポーカーで最も強いカードです。
ポーカーは役の強さだけでなく、カード単体の強さでも勝敗が決まります。
もしプレイヤー同士で同じ役を作っていた場合は、より強いカードで役を作っている方が勝利します。
ポーカーの役を強さ順で解説
ポーカーの役は、強い順に以下の通りです。
- ロイヤルストレートフラッシュ
- ストレートフラッシュ
- クアッズ(フォー・オブ・ア・カインドフォーカード)
- フルハウス
- フラッシュ
- ストレート
- スリー・オブ・ア・カインド(トリップ/セット)
- ツーペア
- ワンペア
- ノーハンド(ハイカード)
強い役ほど揃えるのが難しく、ポーカーでは登場することが稀なものもあります。
それぞれの役の作り方について、順番に解説します。
ロイヤルストレートフラッシュ
ロイヤルストレートフラッシュは、ポーカーの中で最も強い役です。
単体カードで特に強い「10・J・Q・K・A」のカード5枚を全て同じスート(マーク)で揃えることで作ることができます。
ロイヤルストレートフラッシュは、カードをダイヤ・ハート・スペード・クラブのいずれかで揃える4パターンしか存在しません。
10・J・Q・K・Aが5枚同じスートで揃う確率は、限りなく0に近いです。揃えれば勝ちが確定する強力な役ですが、狙って作るのは困難と言えます。
ストレートフラッシュ
ストレートフラッシュは、同じスートで5つの数を連続して揃えた役です。「1、2、3、4、5」のように、数字が連続していれば、どの数から始めて揃えても問題ありません。
相手もストレートフラッシュで役を作っていた場合は、揃えている数の強さで勝敗が決まります。たとえば1〜5のストレートフラッシュよりも、2〜6で揃えている方が強いです。
揃える数が10・J・Q・K・Aの5枚で限定されているロイヤルストレートフラッシュと比べると、役を作る難易度は低くなっています。それでも揃えられる確率は低く、ポーカーで登場することは稀です。
クアッズ(フォー・オブ・ア・カインドフォーカード)
クアッズ(フォー・オブ・ア・カインドフォーカード)は、同じ数のカードが4枚揃った役です。同じスートで数を揃える必要があるため、仮に4枚中2枚ダイヤで数字が揃っていても、クアッズにはなりません。
クアッズ同士の勝敗は、揃えている数の大きさで決まります。例として4と5のクアッズでは、単体で強い5の役の勝利です。
フルハウス
後述するスリー・オブ・ア・カインド(同じ数字カード3枚)と、ワンペア(同じ数字カード2枚)の組み合わせで完成する役です。
フルハウス同士の場合は、スリー・オブ・ア・カインドの強さで勝敗が決まります。そのため、ワンペアが相手より強い組み合わせだったとしても、スリー・オブ・ア・カインドで劣っていたら負けとなるのです。スリーカードが同じだった場合は、ワンペアのカードで勝敗が判断します。
フラッシュ
フラッシュは、同じスートの数を5枚揃えることで完成する役です。スートが揃っていれば良いため、カードの数は連続していなくてもOKです。
フラッシュ同士の勝敗は、どちらが5枚の中で1番強いカードを持っているかで決まります。仮に5枚中1番強い手札が10とJだった場合、より強いカードであるJを含んだ役の勝利です。他4枚のカードの強さは関係なく、5枚中1番強いカードで勝敗が決まるということです。
ストレート
ストレートは、1〜5のように連続した数字で作られる役です。数が揃っていれば良いため、スートは別々でも成立します。
相手とストレートで揃った場合は、より強いカードで役を作っている方の勝利です。
スリー・オブ・ア・カインド(トリップ/セット)
スリー・オブ・ア・カインドは、同じ数字カード3枚で作る役です。スートがバラバラであっても役が成立します。
自分がポケットペア(手札でワンペア)を持っている場合「セット」、それ以外は「トリップ」と呼びます。トリップス同士の対決は、より強いカードで役を作っている方が勝利します。そのため、最も強いのは、Aで揃えたトリップスです。トリップスの数が同じ場合は、残り2枚で強いカードを持っている方の勝ちとなります。
ツーペア
ツーペアは、2枚の同じ数のカードを2組揃えて作る役です。相手とツーペアで揃った場合は、より強いカードで揃えている方の勝利です。ツーペアの数が同じ場合は、残り1枚のカードで勝敗を判断します。
ただ、2組の数が揃うことは確率的にほとんどないため、ツーペアの数でほぼ勝敗が決まります。
ワンペア
ワンペアは、同じ数字カード2枚で作る役です。相手もワンペアの場合は、スリーカード・ツーペアと同様に、より強いカードで揃えている方が勝利します。
ワンペアの数が同じ場合は、残り3枚でより強い単体カードを持っている方の勝ちとなります。
ハイカード(ノーペア)
ノーハンド(ハイカード)は、どのカードも揃っていない、通称「ブタ」「役なし」と呼ばれる状態です。役ができていないため、ここまでに紹介したどの役にも負けてしまいます。
ノーハンド同士の対決になった場合は、より強いカードを持っている方が勝利します。
ポーカーの役ができる確率
ポーカーの役ができる確率は、以下の表の通りです。
役 | ターン(4枚目)までに完成する確率 | リバー(5枚目)までに完成する確率 |
ロイヤルストレートフラッシュ | 0.00015% | 0.0032% |
ストレートフラッシュ | 0.0013% | 0.027% |
クアッズ | 0.024% | 0.16% |
フルハウス | 0.14% | 2.60% |
フラッシュ | 0.19% | 3.25% |
ストレート | 0.39% | 4.62% |
スリー・オブ・ア・カインド | 2.11% | 4.83% |
ツーペア | 4.75% | 23.50% |
ワンペア | 32.43% | 48.74% |
ハイカード(ノーハンド) | 50.11% | 17.41% |
ポーカーの強さに関するよくある質問
ここからは、ポーカーの強さに関するよくある質問について解説します。
- 引き分けになる場合はある?
- KからAへのまたぎは連番として成立する?
順番に見ていきましょう。
引き分けになる場合はある?
ポーカーは、手札によっては引き分け(チョップ)になる場合もあります。
相手と同じカードで役を作っていた場合は、基本的に役以外のカード(キッカー)の中で強いカードから勝敗を判断します。すべてのカードを使うわけではなく、常にコミュニティカードとハンドの5枚のカードで勝敗を決めます。
コミュニティカードが「88992」
自分のハンドが「AK」
相手のハンドが「AQ」
だった場合、お互いの手は8899Aになり、引き分けとなります。引き分けの場合、かけられたチップを1位同士で分配しなければいけません。
KからAへのまたぎは連番として成立する?
K(13)からA(1)は、連番として扱われます。そのため「10・J・Q・K・A」の5枚は、ストレートとして役が成立します。
ただ、K(13)・A(エース)・2を含む並びは、連番になりません。そのため「J・Q・K・A・2」のような並びだと、ストレートが成立しないため注意しましょう。
まとめ
最後にここまでの内容をまとめます。
- ポーカーはカード単体にも強さが決まっている
- 役は全部で10種類ある
ポーカーは役以外にカード単体でも強さが決まっており、役は全部で10種類あります。
- ロイヤルストレートフラッシュ
- ストレートフラッシュ
- クアッズ(フォー・オブ・ア・カインドフォーカード)
- フルハウス
- フラッシュ
- ストレート
- スリー・オブ・ア・カインド(トリップ/セット)
- ツーペア
- ワンペア
- ノーハンド(ハイカード)
この記事の内容も参考に、ポーカーにおける強さの基準を理解しておきましょう。
ポーカーのルールをなんとなく理解したら、あとは実戦あるのみです!
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