レーキは、ポーカーゲームを遊ぶうえで基礎となる概念です。
概要はもちろん、その計算方法や相場を理解することでプレイに磨きがかかるでしょう!
ぜひ参考にしてください。
目次
ポーカーのレーキとは?
ポーカーのレーキとは、プレイヤーがカジノに支払う場代のことを指します。
カジノで遊ばれるルーレットやバカラ、ブラックジャックなどは「ディーラー(カジノ)VS プレイヤー」の構図でゲームが行われます。
しかし、ポーカーは「プレイヤー VS プレイヤー」のゲームです。そのため、直接の勝利によってカジノが儲かる仕組みが作れないため、場代としてお金を徴収し、利益を上げています。
いわば、レーキはカジノの提供するポーカーゲームの収入源です。
レーキの種類
レーキにもさまざまな種類が存在します。ここでは8つのレーキについても解説していきます。
- ポットレーキ
- タイムレーキ
- デッドドロップ
- アクチュアルレーキ
- ウェイテッド・コントリビューテッド
- シンプル・コントリビューテッド
- ディールレーキ(チョップ)
- トーナメントの参加料
基本的には「ポットレーキ」か「タイムレーキ」であり、ほかのレーキ方式はそのどちらかに分類されます。
カジノでレーキをチェックする際、参考にしてください。初心者のうちは、すべての種類を覚えなくても大丈夫です。
ポットレーキ
ポットレーキはその名の通りポットから徴収するレーキのことで、プレイヤーから集まったチップから一定割合のレーキを徴収します。2.5%~10%が相場と言われています。
オンラインポーカーなどで採用されていることが多い一般的なレーキの取り方です。
タイムレーキ
タイムレーキは、時間が経過するごとにレーキが回収されていく方式で、ポットレーキと並んで代表的なレーキとして挙げられます。
規定の時間ごとに回収されるのが一般的ですが、ディーラーが交代するごとに回収される場合もあります。
デッドドロップ
デッドドロップは、ディーラーボタンのプレイヤーがカードが配られる前にレーキを徴収する方式です。
アクチュアルレーキ
アクチュアルレーキは、ゲームの勝者から徴収されるレーキです。といっても、獲得した賞金全額にかけられるわけではありません。
賞金から自分の賭けた金額を引いた額に、設定された割合かけた額がレートとして徴収されます。
ウェイテッド・コントリビューテッド
ウェイテッド・コントリビューテッドは、参加したゲームでかけた金額に応じて変化するレーキです。
つまり、かければかけるほどにレーキも高くなるため、参加している人たちは比較的タイトにプレイできます。
シンプル・コントリビューテッド
シンプル・コントリビューテッドとは、プリフロップ(最初に配られる2枚のハンドのみでベット等を行うフェイズ)でフォールド(そのセットを降りること)しなかったプレイヤー全員にかけられるレーキです。
レーキを取られるか否か選択できるため「レーキを取られるリスクを負ってでも参加している人は強いハンドである可能性が高い」と推測できます。
ディールレーキ(チョップ)
ディールレーキは「チョップ」とも呼ばれ、ハンドの終わりに徴収されるレーキです。ハンドに参加したプレーヤー全員から徴収されます。
トーナメントの参加料
トーナメントでは、参加料にレーキを上乗せ徴収することもあります。もっとも計算しやすいレーキでもありますね。
ポーカーのレーキバックとは?
レーキバックはレーキを語るうえで必ず覚えておかなければならない事項です。
一部のレーキが還元されるシステムです。
レーキバックがあると、ないときよりも当然収支はプラスになりやすいため覚えておきましょう。
ライブカジノでの相場
ポーカーにおけるレーキの概要がわかったところで、ここからは実践におけるレーキの話をしていきます。
まずはライブカジノでの相場です。ライブカジノのレーキ相場は「約3%〜10%」の幅に落ち着くことが多く、日本のアミューズメントカジノでは「5%」に設定されているところが多いです。
なかには「3%」の場所もあるため、探してみてもいいかもしれません。
オンラインカジノでの計算方法の相場を比較
ここからは、オンラインカジノのレーキについて解説していきます。
レーキの計算方法
レーキの計算方法は、レーキの種類によって異なります。そもそもレーキは割合で徴収されるため、以下のような式で求めることが可能です。
レーキが何にかかるか × レーキの割合
たとえば、レーキ割合5%の「アクチュアルレーキ」であれば、以下のような式になります。
(獲得した賞金の金額 − 勝者がゲーム中にベットした金額)× 5%
レーキの相場
次はレーキの相場を解説していきます。オンラインカジノのレーキも、ライブカジノとさほど大きくは変わりません。基本的には「約3%〜10%」が相場となります。
もちろん各オンラインカジノの公式サイトでも確認できますが、ここでは有名な3つのオンラインカジノのレーキを紹介していきます。
KKポーカー
まずはKKポーカー(※アフィリエイトリンクになります。)のレーキから見ていきましょう。KKポーカーのレーキは一律5%に設定されており、とくに高くも低くもないといった印象です。
また、KKポーカーはレーキバックが魅力的で、クラブによっては最大50%のレーキバックを採用しています。
プレイすればするほど得をする仕組みになっており、損失を補ってくれるという点で安心感もあるオンラインカジノです。
ポーカースターズ
次はポーカースターズです。ポーカースターズはステークス(最小サイズのベットのこと)が幅広く、ステークスが高くなればなるほどレーキの割合は低くなる方式を採用しています。
ハイステークスの場合のレーキは4.5%と、ほかのオンラインカジノよりも低く設定されており、ハイステークスでポーカーをプレイする人には嬉しいレーキ方式です。
ポーカースターズは数あるオンラインカジノでも、とくに人口が多いのが特徴で、ステークスが細分化されていることから自分のレベルに応じてポーカーゲームをプレイできます。
GGPoker
最後はGGPokerのレーキを紹介します。GGPokerのレーキは、KKポーカー同様一律5%に設定されています。
また、レーキバックもしっかり採用されており、クセのないポーカーゲームが楽しめる印象のオンラインカジノです。
ポーカーのレーキの影響は?
次にレーキがポーカーにもたらす影響を具体的に見ていきましょう。
代表的な影響としては、以下が挙げられます。
- 参加できるハンドが狭くなる
- ハンドの期待値が下がる
それぞれ簡単に解説していきます。
参加できるハンドが狭くなる
レーキの影響で、参加できるハンドも狭くなります。プレイのタイト化とも被りますが、レーキが高い場合は弱いハンドでの勝負のリスクも上がるためです。
また、シンプル・コントリビューテッドなどレーキの種類によってはさらに参加できるハンドは狭くなっていきます。
ハンドの期待値が下がる
参加できるハンドが狭くなることは、すなわちハンドの期待値が下がるということにも繋がります。
ポーカーのレーキと上手く付き合うには?
最後に、ポーカーのレーキと上手く付き合うにはどうすればよいか解説します。ここでは以下2つのコツを提案します。
- レーキが安いカジノを選ぶ
- レーキバックを活用する
それぞれ簡単に見ていきましょう。
レーキが安いカジノを選ぶ
まずはレーキが安いカジノを選ぶというものです。これはもっとも基本的でわかりやすいリスク回避法ですね。
レーキバックを活用する
もうひとつのコツはレーキバックを活用するというものです。
レーキバックとは、主にオンラインポーカーで実施されている制度で、これを活用すると一部のレーキが還元されます。
レーキバックがあるかどうかはカジノによってまちまちですが、日本のアミューズメントカジノでは、飲食物を提供することでレーキバックの代わりにするところもあるようです。
レーキバックの有無やその形態については、訪ねる前に公式サイトなどで確認しましょう。
まとめ
ポーカーにおけるレーキは、ポーカーゲームをこなすうえで必ずといっても良いほど必要な知識です。
もしレーキを知らずにプレイしていた場合、想定していた収支とズレが起きる恐れもあり、それがプラスであればラッキーですが、思いもよらずマイナスになってしまった場合は目も当てられません。
レーキの種類は非常に多く覚えるのも大変ですが、実践を通しながらまずはひとつずつ頭に入れていきましょう。
また、実際のライブカジノやオンラインカジノでレーキの勉強をしようと思っている際は「レーキが安いカジノを選ぶ」ということだけでも念頭に置いたうえで臨んでください。
くわえて、レーキバック制度があるところであれば、たとえ計算が間違っていてもプラスになる可能性があるため、初心者の間はレーキバック制度の有無も確認しておきたいです。
たくさんプレイし、レーキを理解し、楽しいポーカーライフを。
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